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第7話 梅林寺展

筑後川の畔に臨む臨済宗妙心寺派の古刹で、九州の代表的な修行道場として知られている梅林寺。その寺宝展が1970年11月以来約40年ぶりに久留米の石橋文化センターにて開催されています。ふだん見ることの出来ない美術品が100点ほど展示され、その中に掛軸・屏風・扁額等展示されると言う事で楽しみに見てきました。

明治の初めの廃仏毀釈により一時は荒れていたと聞きますが、なんのなんのすごいお宝の山で、よくもまぁこれだけ一流の美術品が残ってたなぁと感心しました。写真撮影は禁止でしたが、探幽・光琳・安信・元信・白隠・仙涯等所せましと飾ってありました。(一点一点の間隔が狭かった。本来はもう少し開けなければいけない)またパネルなども充実しててその裏にある禅の精神の様な物も分かりやすく解説されてましたので、宗教と言う物から離れて楽しむ事が出来ました。

また座禅の体験コーナー・梅林寺のお坊さんによる説明・老師による講演等至れり尽くせりな展示会でした。私は頭で憶えるより体で感じる方ですので、一回ではよく憶えず結局6回行かせてもらいました。この前は内の6年生の坊主も連れて行きましたが、分からないなりに、この絵が描かれて400年経つんだよ。などと説明したらそれなりに感心してました。受け継がれる物をする者として内の子も受け継いで行ってくれたらなぁと言う思いを込めて・・・

 
 

 
   
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